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嫌われたくないと思った時点で、多分嫌われている。

愚痴とか、希望とか、思い出とか、好きな物とか、そんなものの寄せ集め。テリーヌみたいなもん。違うか。

I君の話。

思い出

高校時代にI君という友人がいた。

 

僕は彼がとても好きで(といっても性的に好きな訳ではない、一応)、

高校時代によくつるんで遊んでいた。

 

そのI君の話を久しぶりにあった別の友人にしたところ、

 

「ああ、お前が嫌ってたやつやんな」

 

と言われ、勝手に衝撃を受けた。

僕の記憶の中では、I君を嫌っていた事などなかったからだ。

学校を抜けて一緒にタバコを吸いにいったり、

制服で商店街をうろついていたときに風俗店のおっさんに学生割引を進められた時にも

隣にはI君がいた。

 

よくよく話を聞いてみると、僕が始めてI君を見たときに

「あいつなんやねん、あんなんと一緒におるん絶対無理や」

と隣にいたその友人に対して漏らしていた、らしい。

 

確かにI君は特徴的な服装をしていて、

びっくりするぐらい学校で浮いていた。

 

どんな服装だったのかを書いてしまうとすぐ分かってしまうので、

あえてここでは書かないが、とりあえず浮いていたのは間違いない。

 

例えるなら、女性専用車両の中に全盛期のIZAMがいるような感じ。

LUNA SEAの中に真矢がいる感じ。いや、これはちがうな。

ふかわりょうバカリズムと雨上がり蛍原とバナナマン日村と南キャン山里の中に

草野仁が混ざってる感じ。もうよくわからん。

 

まあ、そんな感じで浮いていた。

 

でも僕はそんなI君がとても好きだった。

いつもどもっていて、

アウトローな兄貴を尊敬していて、

タバコを吸っているのを兄貴にばれると怒られるからといって

タバコを吸うときには眼鏡を律儀に外していて、

高校の図書保管庫に大量のエロ本があるのをなぜか知っていて、

そのうちの何冊かはいつの間にかI君の家にあって、

石丸元章が大好きで、

注目されるとスグに赤くなるのに注目されるような服装しかしていなくて、

高校卒業後は高級布団を売りまくると目を輝かせながら語っていた彼が大好きだった。

 

なぜ初めてのブログの内容がI君なのかは自分でもよくわからないが、

それだけ僕の記憶に染み付いているのだろう。

 

そういえば、妻と結婚する前の何度目かのデートのとき、

僕は綺麗なモヒカンにして浮かれていた。

そして、スリーピースのスーツだった。

今思い出しても最先端をいっている。

(あくまでも恥ずかしいとは思っていないし、あのときの僕の気持ちを慮ってもし恥ずかしいと思っていたとしても、そう思ってあげたくない。かっこいいぜ!12年前の僕!)

 

そのとき、妻は

「綺麗なニワトリみたいだね」

と最大級の賛辞を贈ってくれた。

 

最近妻とそのときの話をしていたのだが、

実際のところ、

「こいつなんやねん、こんなんと一緒におるん絶対無理や」

と思っていたらしい。

 

まあ、そう思っていた人間と結婚したのだから、

妻もどこかでおかしいのかもしれない、

と思った午前11時41分。