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嫌われたくないと思った時点で、多分嫌われている。

愚痴とか、希望とか、思い出とか、好きな物とか、そんなものの寄せ集め。テリーヌみたいなもん。違うか。

しょうもない話。

日々の小言

アストン大学のロバート・マシューズは

「トーストの転落 マーフィーの法則と基本定数」という論文の中で、

通常の高さのテーブルを使用した時ほとんどの場合においてバターを塗った面が下になる事を証明し、イグノーベル賞を受賞したのは有名な話だ。

1996年の事である。

 

それから時が流れる事20年。

2016年の6月、僕は新しい発見をした。

 

「事務所に自分しかいないタイミングで、

朝から一度もならなかった電話が、

トイレでうんこをしている時に限って鳴り響く。」

 

いや、おかしいよ、まじで。

さっきまで僕、そこにいてたじゃん。

ずっとまってたじゃん。

出来る限り便意我慢してたじゃん。

 

トイレから出てきて、着信履歴を見てみると、

そういうときに限って社長からだったりする。

折り返したら小言の嵐。

 

もうね、カメラ仕掛けてんじゃないのかっていうぐらいタイミング悪い。

 

まあ、終わった事はしかたない。

 

トイレにて 所内に響く 電話音

        紙を握りて 壁を見つめる

 

ね。

そんな感じの一句をひりだして、

また事務所で一人きり。

ちゅうて、仕事しない訳にもいかないから、

適当に書類つくって切手なめたりコーヒー入れて切手なめたり爪きって切手なめたり。

 

そうこうしてるうちに事務の人戻ってきてくれて。

 

したらさっき中途半端にうんこしたもんだから、お尻さんから急に連絡が入ってきて。

 

「今からって、会えますか?」

 

おいおいさっきも会ったばっかりだろ、そんな寂しがんなよ、とかいいながら、個室に入ってズボンをおろす。

 

お尻さん、僕に会えたのがよほど嬉しかったのか、出会ってすぐに歓喜の涙を便器に流す。そんな時、僕はことさらのんきに換気。

 

つって。

 

一段落ついたかなって思ったら、事務所からラジオの音が聞こえる。

 

ああ、今日も一日平和だな。

と思いながら、そろそろ僕も切手なめる作業にもどらんといかんと思い、

断腸の思いでお尻さんとのお別れの時。

 

と思ったら、

ラジオからか幻聴か。

聞こえてくるのは

懐かしのザ・ベストテンで司会をしていた頃の黒柳徹子の声。

 

「さあ、それでは歌っていただきましょう。次は、井上陽水さんで『紙がない』

 

つって。

 


傘がない 井上陽水