僕のソーセージを食べてくれないか

そうです。私が下品なおじさんです。

避妊具と同じぐらい羊腸が普及して欲しいという願望。

 性行為の際にどれだけきちんとコンドームを使っても、その避妊率は97%にしかならないという。

 

これは100回性行為をすると愛する2人の間にコンドーム(壁)があったとしても3回は妊娠してしまうという恐るべき事実であるが、僕は今まで幾度かの性行為の経験があるが今の所その3回には当たっていない。

 

しかるに避妊には他にも信頼に足る方法がいくつもあるので、それらを併用しているという方々も多いと思うけれど、ここで皆さんに知って欲しいのは、羊腸を使ってソーセージを作るとどれだけ手を抜いたとしても100%の確率でソーセージが出来るという驚愕の真実だ。現に今まで僕は14回作ったうち、14回ソーセージが出来ている。

 

どれだけ頑張っても97%と、適当にしても100%。

 

さあ、貴方はどちらを選ぶでしょうか。 

 

例えば性行為における前戯で手を抜いた場合、相手の女性が怒る、もしくは濡れない可能性が高いのはご存知の通りだけれど、こと羊腸においてはまず手を抜くよりもさきに塩を抜く作業が必要となり、これは流水にさらすだけで可能なので手が抜き放題である。羊腸が怒る事はまずない。だからこそ、前戯よりも羊腸のほうが扱いが簡単である。

 

手を抜くと怒られる前戯か、塩を抜くのに手を抜ける羊腸。

 

さあ、貴方はどちらを選ぶでしょうか。

  

例えば挿入後、あまりに早く出すとやれ早漏だやれワンショットだやれ三こすり半だと馬鹿にされる可能性があり、しかも年を取ると連射機能もないのでベッドの上で罵倒され、飽きたからといって色んな場所でしようにも挿入したまま移動しようとしたら怒られてしまうけれど、ことソーセージを作る場合は速さよりも丁寧さが求められる。しかも自分のペースで挿入ができ、入れにくくなったらオイルを足す事もできるし、よしんば種がきれても補充が出来る。清潔であれば台所でもお風呂でもリビングでもどこでも出来る。

 

全てにおいて相手優先の性行為か、全てにおいて自分優先のソーセージ作り。

 

さあ、貴方はどちらを選ぶでしょうか。

 

終わった後のピロートークは相手からの叱責や反省点の追求、起ちの悪さの原因から日頃の自慰の回数まで文句を言われる事は必須だけれど、かたやソーセージを作り終わった後というのはもう清々しいほどに台所が汚れている。その豚の脂で汚れた器具を1つ1つ洗って片付けるとき、もうこれは自分の心を磨いているごとき作業で洗えば洗うほど心が透き通っていくのである。

 

終わった後に心が濁ってしまう性行為か、終わったあとに心が透き通るソーセージ作り。

 

さあ、あなたはどちらを選びますか。

 

これらの質問に答えたあと、貴方はもうコンドームより羊腸の方が欲しくなっているでしょう。

 そう、それがメンタリズム、否、ソーセージズムです。

 

 これで羊腸の普及率が少しでもあがれば僕は嬉しい。

 

以上。